第157回 山口県下関市立夢が丘中学校

(一社)日本船長協会事務局   

山口県下関市立夢が丘中学校

 

1 .開催日時

 平成28年5 月26日(木)14:00~ 15:50

2 .学校紹介

 日本中小型造船工業会が開催する「ものづ くり体験講座」の一環として、「子供達に海 と船を語る」講演会(船長講演会)を行いま した。
 夢が丘中学校は、下関の北約30km の豊浦 町という「瓦そば」で有名な川棚温泉のある 町にあり、12年前に二つの中学校が合併して 新設されたとてもモダンな校舎の中学校でし た。
 学校の教育目標は「夢に向かってたくまし く生きる生徒の育成」。教科教室型をコンセ プトのひとつとし、ホームルーム以外はそれ ぞれの教科の教室に移動して授業を行い、ま た、図書室やホールには壁がなく、開放され た空間で勉強することが出来るスタイルと なっており、公立でありながら斬新なアイデ アを取り入れた教育環境が整備された学校で した。

3 .講演内容

 今回の講演は、1 年生3 クラス76名の生徒 が対象で、主に以下の内容について話をしま した。
 ① 海運業とその役割、船の種類について
 ② 日本船主協会が編集した「暮らしを支える日本の海運」のビデオ上映(一部)
 ③ 船内の組織、船員(甲板部、機関部)の仕事、船員の生活、船員になってよかったこと、つらかったことなど

4 .講演者雑感

 講演は2 時限、休憩を挟んで計90分の時間 をいただいたので、生徒達をできるだけ飽き させないようビデオ映像やクイズ形式の説明 を取り入れて行いました。会場は階段形式の ホールでスクリーンも大きかったので、生徒 たちには見やすかったと思われますが、こち らからも生徒の様子や反応がよく見え、一所 懸命メモを取りながら聞いてくれている姿が 印象的でした。
 質問コーナーでは、パナマ運河の通航料金 についてなど現実的な質問もでていました。
 また、できるだけ平易な言葉を使い、専門 用語は言い換えてわかりやすくするように注 意していたつもりですが、アンケートでは、 「説明文の漢字にフリガナを振ってほしかっ た」等、改めて子供たちに話をする際の難し さを感じました。


(常務理事 鐘ヶ江 淳一 記)

生徒達の感想文

生徒達の作文/ /

 


LastUpDate: 2024-Apr-17