第175回 美浜町エネルギー環境教育体験館「きいぱす」

(一社)日本船長協会事務局   

第175回 美浜町エネルギー環境教育体験館「きいぱす」

 

1.開催日時

 平成29年8月12日(火)10:00 ~ 11:00

2.紹介

 福井県三方郡美浜町で旧丹生小学校校舎を再利用して、エネルギー環境教育に特化した学習体験館「きいぱす」が本年4 月1 日に開設されました。美浜町は、日本初の商業用加圧水型原子炉のある関西電力美浜発電所の建つ地ですが、町を挙げてエネルギー環境教育に取り組んでおり、さまざまな学習プログラムや体験装置などを利用して、身近にあるエネルギーの特徴を理解し、日々の暮らしや地球環境について考える力を養う体験型の学び舎として同施設を設立したそうです。
 今回は、「きいぱす」から夏休みの自由研究となるテーマでのイベント開催の依頼を受けた( 公財) 日本海事広報協会を通して話があり、「日本の輸入資源研究~ エネルギーはどこからどのように運ばれてくるか~」というテーマで講演を行いました。
 また、午後には、東京海洋大学学生の指導によるソーラーパネル(太陽電池)で動く模型船の工作実験も行われました。

3.講演内容

 講演には小中学生12名が参加し、約1 時間、パワーポイントや映像を使用して主に以下のような内容の話をしました。
・日本と海の関係について(海の広さ、日本の特徴など)
・輸入に頼っているもの(食料品、生活用品、エネルギー資源など)
・エネルギー資源を運ぶ船について(種類、輸入先、大きさや速さ)
・世界の港や、いろいろな航路(パナマ運河・スエズ運河)
・船員・船長の仕事、船内生活、船員になるには
・太陽光パネルなどを活用した最新の船について など

4.講演者雑感

 美浜町は敦賀半島西岸に位置し、「美浜」の名前の通り、若狭湾を望む美しい砂浜が点在する地域で、講演の当日は天候もよく、山の日からお盆にかけた連休中であったためか、付近の駐車場や浜辺にはオートキャンプや海水浴に来た家族連れなどでいっぱいでした。このような休暇モードの状況では、いくら無料とはいえ「きいぱす」での学習プログラムに人を呼び込むことはかなり難しかったようで、定員(40名)に満たない少人数参加者での講演となりました。
 人数的には少し残念でしたが、参加した子供たちは講演とソーラパネル船の工作実験を十分に楽しんでいたようでした。
 ちなみに「きいぱす」はエントランスでロボットのPEPPER くんが出迎えてくれ、体重移動で動く乗り物「インモーション」を操作したり、レゴヌ$教材(Wego2.0)でプログラミングを学んだりと、充実した設備でいろいろな体験ができ、大人も十分に楽しめるものなので、機会があれば、ゆっくり滞在して最新の学習プログラムを受講してみたいという羨望の念を感じました。


(常務理事 鐘ヶ江 淳一 記)

 


LastUpDate: 2020-Aug-10