第194回 栃木県立佐野高等学校附属中学校

(一社)日本船長協会事務局   

栃木県立佐野高等学校附属中学校

 

1.開催日時

 平成30年5 月22日(火) 13:55~14:40、14:50~15:35

2.紹介

 昨年9 月に引き続き、栃木県立佐野高等学校附属中学校からの直接の依頼により、同校で行うキャリア教育「職業人講話」の講師として招かれ、筆者と中田船長の2 名で「海と船を語る」の講演をしました。


 今回も、我々船長(海運)の他に、介護サービス、環境保護団体、新聞記者などの業種から講師が招かれ、生徒それぞれが2 つの業種(講師)を選んで、講話を聞くという形式で行われました。

3. 講演内容

 2 回の講演で計42名の中学2 年生が聴講しました。
 それぞれの講演は約40分で、パワーポイントや映像を使用して主に以下のような内容の話をしました。
・日本の海、船による物資輸送、海運について
・外航船のいろいろな種類や特徴・世界のいろいろな港や航路、パナマ運河、スエズ運河について
・船員・船長の仕事や生活、休暇、船員になるには など

4.講演者雑感

 講演後には、以下のような質問が出て、生徒たちはとても興味を持ってくれたようでした。
・船の航路はどのようにして決められているのですか?
・中国や北朝鮮の違法船などに遭ったことはありますか?
・船には、自身でまっすぐ進むプログラムが記憶されていて、自動で進んでいくのですか?
・実際に海賊に遭ったことはありますか?
・1 回の航海でどのくらいの燃料を使うのですか?
・船酔いに悩まされることはありますか?

・定年はあるのですか?
・日本に何人くらい船長さんがいるのですか?
・パナマ運河の通行料はどこに払うのですか? など。
 ちなみに、今回佐野駅へ向かう途中の電車からは、黄金色に光る美しい麦畑が広がっているのが見えました。栃木県は大麦の生産量日本一だそうで、「麦秋」の風景は栃木名物の一つに挙げられるとのこと。講演前には、当地で生産された小麦を使った佐野ラーメンを楽しみ、帰りの電車では同大麦を原料とした缶ビールで一杯と、栃木の魅力を堪能することができた講演でした。


(常務理事 鐘ヶ江 淳一 記)


生徒達の感想文

生徒達の作文/ /

 


LastUpDate: 2024-Apr-17