第202回 海洋少年団 東京地区連盟

(一社)日本船長協会事務局   

海洋少年団 東京地区連盟

 

1.紹介

 海事センタービル内にある日本海洋少年団連盟の紹介により、東京海員会館(晴海)において、海洋少年団東京地区の子供たちに「船長 子供たちに海と船を語る」の講演を行いました。
 海洋少年団は、全国に90団、約4,000名の幼稚園児から高校生までの団員がいるそうですが、海を活動の場として、海に親しみながら、団体生活を通して社会生活に必要な道徳心を養い、心身ともに健康でたくましい人間の育成を目指して活動しているとのことです。
 団員たちは活動の中で、手旗やロープワーク、漕艇(カッター)などの訓練をしていますが、その成果を競い、披露するために2 年に1 度全国大会を、その間の年にはそれぞれの地区での地区大会を開催しているそうです。
 今回の講演は、東京地区大会のために集まる団員達に船や船員の話をしてほしいとの依頼が同連盟からあり、実現に至ったものです。

2.開催日時

 平成30年8 月24日(金)18:50~19:40

3. 講演内容

 今回の講演は、小学生 17名、中学生 4名、高校生 4名、指導員21名 計46名の参加となり、学年にばらつきはあったものの、出来る限り分かりやすくするため、小学生向けの内容で主に以下のような話をしました
・日本の海と船による物資輸送、海運について
・外航船の種類や特徴
・世界のいろいろな港や航路、パナマ運河、スエズ運河について
・船員・船長の仕事や生活、経験談、船員になるには など

4.講演者雑感

 小学生から高校生までと、幅い広い年代の 子供たちが対象でしたが、皆、海洋少年団の活動の中で「しつけ」により、マナーや所作をしっかり身につけているようで、やはりきびきびとした行動が目につきました。夕方の遅い時間にも関わらず、講演中もよく話を聞き、質問コーナーでは「船長になって一番怖かった事ってなんですか?」「台風とかに出会ったことってあるんですか?」「海賊にあったことはありますか?」なども質問が出て、とても興味を持ってくれたようでした。

 なお、筆者は今回で「子供たちに海と船を語る」事業の担当としては、最後の講演となりました。これまでおよそ2 年半の間、自身及び母校で講演された船長の方々等の支援も含め、実施した講演は約50回となり、約3,500名の子供たちが参加してくれました。今後は、後任の長田船長に引き継ぎますが、これからも船長協会のこの事業は末永く続けて頂き、少しでも多くの子供たちが、将来、海や船の世界に進んでくれることを期待したいと思います。ありがとうございました。

(常務理事 鐘ヶ江 淳一 記)

生徒達の感想文

生徒達の作文/ /

 


LastUpDate: 2024-Apr-17