平成31年度 第1回理事会 報告

1.日時:1.日時:平成31年4月17日(水)15:30~17:00

2.場所:東京都千代田区麹町4丁目5番地 海事センタービル 4階会議室

3.出席者(50音順、敬称略)

(1)理事:

赤塚宏一、天澤健治、飯沼秀樹、井上一規、井上徳親、大類健三郎、
葛西弘樹、加藤雅徳、菅野正弘、岸本宗久、小屋野晶、小山智之、
斎藤隆如、関根 博、中田 治、中西勝己、藤田 透、松田洋和、
矢吹英雄

以上 本人出席19名

(2)監事:

水谷 章、田島波留生

以上 2名

(3)オブザーバー:

国土交通省海事局海技課 船員教育室 室長 川路 勉

以上 1名

(4)事務局:

越後明、増田惠、森本靖之、中川悟、長田泰英、藤岡久美

以上 6名

 

4. 審議事項等

議案1. 平成30年度事業及び会務報告について
議案2. 平成30年度収支決算及び資産報告について
議案3. 平成31年度(令和元年度)事業計画及び収支予算の補正について
議案4. 平成30年度公益目的支出計画実施報告について
議案5. 船長表彰について
議案6. その他

5. 成立報告

司会(長田参与)が2019年度第1回理事会の開会を宣言し、理事総数28名のうち19名の理事出席があり、定款第32条第1項の規定により、本日の理事会は有効に成立していることが報告された。

6. 議事要旨

定款第31条の規定により葛西会長が議長を務め、開会の挨拶の後、定款第33条の規定により議事録署名人に会長のほか水谷 章監事、田島波留生監事が指名された。
資料確認の後、議事次第により以下の通り、議案の説明・審議及び報告がなされた。

第1号議案
平成30年度事業及び会務報告について、会長及び担当理事等により資料に基づき説明がなされた。
その際に、執行理事活動報告も兼ね「国内委員会参加記録平成30年度通年」について以下の項目に関するトピックスや最近の活動について報告がなされた。

・ 広島ガス外航LNG船運航安全対策調査委員会。関崎-廿日市港間の一部区間の夜間航行が承認された。また追加安全対策を取り、受け入れ船型の17万7千立方M型への大型化が承認された。

・ 洋上風力発電に関わる航行安全対策検討会。浮体式洋上風力発電については秋田能代港/石狩湾新港での検討が行われた。

・ 大型客船の入出港に関わる航行安全委員会。神戸/鳥取/松山/御前崎/小名浜/網走/常陸那珂等、非常に多く開催された。

・ 国交省海事局主催の自動運航船安全対策WG。会議では、船長協会として「メーカー/システム設計者のみで事を進めることなく、現場で実運航を行う船員の意見を取り込み実施すべし」と意見を述べた。

・ 海上保安庁主催の荒天時の走錨等に起因する事故の再発防止に係る有識者検討会議。海上交通安全法告示にて法的規制「荒天時の関西空港島から3マイル以内の航泊禁止」を実施。その他、「内航船長への教育育成/錨の杷注力に関する判断材料の提供」「陸上管理者と船舶との間の情報連絡を密にするよう指導する」等の方策を取る。

 今後、海上空港/重要港湾施設が存在する海域での安全対策に関し、各地域単位で検討が進められる予定。

・ 海運分野の飲酒規制に関する検討会。

 船長協会として外航船で非常にしっかりとした取り組みを行っている事紹介した。

 今後の国交省の方向性としては “検知器具の検討”“入直/始業前の検査及び記録”に関し指導していく事になる見込み

・ 船舶安全部会の第四次交通ビジョンに関し

・ 浦賀水道通航間隔の見直し(浦賀水道航路での現行15分を10分に短縮)

・ 水先人養成支援対象者の選考会議

 今年は二級5名、一級水先人修業生が33名(外航海運出身13名)、

特段の質疑なく、第1号議案は全会一致で承認された。

第2号議案
 平成30年度収支決算及び資産報告について、総務部長より資料に基づき説明がなされた。
引き続き、田島監事より、監査結果について報告された。
特段の質疑なく、第2号議案は全会一致で承認された。

第3号議案
平成31年度(令和元年度)事業計画及び収支予算の補正について、会長より資料 に基づき説明がなされた。
特段の質疑なく、第3号議案は全会一致で承認された。

第4号議案
平成30年度公益目的支出計画実施報告について、総務部長より資料4-①に基づき説明がなされた。
引き続き、田島監事より、監査結果について報告された(監査報告書 資料4-②)。
特段の質疑なく、第4号議案は全会一致で承認された。

第5号議案
船長表彰案について、中川参与より資料5に基づき以下の概略説明がなされた。
㈱川崎汽船海事人事グループより「㈱川崎汽船 鍋島 誠 船長(54歳)は平成30年6月29日大型LNG船に乗船し、水先人嚮導の下で揚地に入港しようとしていた。岸壁直近で着桟基準を超え風力が強まった為急遽入港を中止し、港外へ引き返す際に、本船船長として冷静に行動し、切迫した危機を回避できた」事から、日本船長協会による表彰対象者として推薦があった。
本件は、船長の表彰に関する規則 第4条(表彰の基準)第1号“会員が自己の職責を遂行するに当たり、他の模範となるべき行為又は功績があったとき”及び第3号“会員が海難その他重要な災害の発生を未然に防止し、特に功績のあったとき”に該当すると思われ、事務局から理事会に同船長を表彰することが提案された。
森本顧問より、川崎汽船作成の推薦状の文言に関する指摘及び表彰理由をもう少し詳細に示すべきとの意見があった。
また、田島監事から、同様の主旨及び月報に掲載の際は付近海図等参考情報の付記の希望があった。
以上の他には特段の質疑はなく、第5号議案は全会一致で承認された。
同船長への表彰は5月20日の総会において行う予定であることが説明された。

第6号議案
その他として出席の理事、監事に審議すべき事項について確認を行ったが、特段の提案はなかった。

最後に会長より、今回の議決された1号議案(平成30年度事業及び会務報告)及び2号議案(平成30年度収支決算及び資産報告)については、定款第12条の規定に基づき、5月20日開催予定の第61回定時総会に付議し、承認を得ることとしたい旨の説明がなされた。

以上で審議及び報告事項は全て終了し、2019年度第1回理事会は閉会された。


LastUpDate: 2024-Apr-17