第214回 鹿児島県鹿児島市立花尾小学校

内海水先区水先人会 末吉 光郎/(一社)日本船長協会事務局   

鹿児島県鹿児島市立花尾小学校

 

1.開催日時

 令和元年6 月26日(水)14:15~15:50

2.学校紹介

 花尾小学校は鹿児島市北部地域にあり、鹿児島市内の水源地である甲突川の上流にあたるため、環境保全に努める自然豊かな山間部の児童数30数名の小さな小学校です。
 また、学校近くの深い森の奥には「さつま日光」と呼ばれる薩摩藩島津家ゆかりの花尾神社があり、花尾小学校の校歌にも歌われています。初代藩主島津忠久は鎌倉幕府を開いた「源頼朝」と側室「丹後局」の間に生まれた子と伝えられ丹後局は「お産の神様」として現在花尾神社に祀られています。

3. 講演内容

 今回は、5 ・6 年生13名の児童を対象に約95分間の講演を行いました。教室内の大型テレビに資料画像を映し出し、主に以下の様な内容の話をしました。
①世界の中の日本(領土と領海・排他的経済水域)
②日本の海外貿易(海運業の役割、船の種類と輸送貨物の種類等)
③未来の船
④世界の港や航路、運河(スエズ運河・パナマ運河)
⑤船員について(船内組織、仕事、船内生活等。また近年は女性船員も沢山活躍していることについて)その他、実際に乗船していた時の珍しい体験談(幽霊船で有名なセントエルモの火を見たこと)、持参した米国の100ドル紙幣や仕事で使う双眼鏡を見てもらい、その後に簡単なロープワークを披露しました。

4.講演者雑感

 今回は海や船と縁遠い山間部の学校の子供達にも船のことを知ってもらいたくて、日本船長協会主催の「子供達に海と船を語る」という活動の学校募集があることを知り、母校の小学校校長に話をしたところ、5 ・6 年生の社会科学習の一環として是非講演して頂きたいとの申し込みがありました。
 山間部の学校では少子化の影響が顕著で今回は13名という児童数でしたが、教職員や父兄も交えて、初めて見聞きする船の話に熱心に耳を傾けてくれました。
 ロープワークでは、球状の丸い物を簡単に縛る「スイカ結び」や「もやい結び」を自分の体を使って救難時に役立てる方法、固く結んだロープを簡単に解く方法などを児童達にも体験してもらいました。
 講演最後に児童達からの質問を受け、船内生活で大変だったことや言葉の問題、船員の給料などについて、少しでも海や船に興味を持ち理解を深めてくれるように話しました。子供達の近い将来の職業選択の一助としてこの講演が役立ってくれることを願い講演を終わりました。


感想文

生徒達の作文/

 


LastUpDate: 2019-Nov-08